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  • 万童 林

2022.10 美味しくワイン研究会   テーマ 『世界最高峰白ワインVol.2』




ドメーヌ・フローラン・ガローデ DOMAINE FLORENT GARAUDET


モンテリー村に拠点を置き2008が初ヴィンテージとなる新しいドメーヌ「フローラン・ガローデ」。父はモンテリーの組合長を務め、コント・ラフォンの醸造長を務めた事でも知られるポール・ガローデ。そして祖父はコント・ラフォンの小作人だった事でも知られるジョルジュ・ガローデです。ドメーヌの前で撮影したフローラン・ガローデ氏。看板はまだ祖父の名前のままでした。フローランはブルゴーニュの醸造学校卒業後、ポムロールやラングドックで醸造を経験し、その後祖父ジョルジュ・ガローデの醸造所と畑を引き継ぎ、各アペラシオン、各クリマの特性に忠実なワイン造りを行っております。新しい生産者とは言え、ジョルジュから受け継いだ畑は高い栽培密度で手入れの行き届いた古樹。かつてはコント・ラフォンのワインに使われていたムルソーをはじめとし、その恵まれた環境を1年目から余すことなく見事に発揮しております。またフローランはドメーヌの個性に染めたワインではなく、純粋に各畑の個性を解り易く味わってもらえる、ピュリニーはピュリニーらしく、ムルソーはムルソーらしいワイン造りを目指しております。フローランは自然や歴史が好きで良い意味で素朴な若者。「自分の名前をもっと有名に」とか「もっとたくさんワインを売って儲けたい」という気持ちが前に出る事もなく、ただただテロワールの表現にこだわります。「ヴィエイユ・ヴィーニュ(古樹)」を表記できる樹齢でありながらも、敢えてエチケットには記載せずアペラシオンの名前だけを記載する所にも、各畑の純粋な個性を表現したい意志が伝わってきます。


ムルソー・ヴィエイユ・ヴィーニュ

MEURSAULT VIEILLE VIGNE 2020


原産地呼称:A.O.C. MEURSAULT 葡萄品種:シャルドネ100% 樹齢:約60年 醸造:全て除梗を行い、フレンチオーク樽(新樽率50%)にて発酵。同容器内にて12ヶ月熟成、その後ステンレスタンクにて6ヶ月熟成。 年産本数:2,680本 [ワインの特徴] 生産者のご紹介でも記載した通り、祖父が管理していた時代には「コント・ラフォン」に供給されていた非常にポテンシャルの高い村名畑En Gargouillotより収獲。ムルソーらしい果実味の豊かさをお楽しみ頂ける期待を裏切らない1本です。 モカ系のコクのあるアロマに、蜂蜜やオレンジコンポート、完熟したリンゴ等の香り。トロみを感じさせる奥深く密度の濃い果実味には満足感があり、ムルソーらしいシャルドネの風味が良く表現されております。






パトリック ジャヴィリエ ムルソー レ クルーゾ 2014

ムルソーの丘の上にある村名畑クルーと、1級畑ポリュゾの下に位置する村名畑クロトをアッサンブラージュしたもの。フローラルで柑橘のアロマもあり、しなやかに背筋の伸びた優雅なムルソー。つねに生き生きとしたフレッシュさを保ち、長期の熟成にも耐え得るワインです。

熟成: 17~18ヶ月

テイスティング コメント

淡いゴールド/明るい薄黄色。香りは洋梨や熟したリンゴ、柑橘類のアロマに、サンザシやヘーゼルナッツ、石、ミネラルのヒント。溶かしバターなど独特の酸化熟成香が立ち上り、繊細にしてパワフルな印象。ほんのり蜂蜜のニュアンスも感じる。口に含むとフレッシュかつなめらか。スムーズな飲み心地で、骨格のしっかりした味わいながら柔らかくしなやかなテクスチャー。果実味は未だ鮮やかでゆったりと広がり、キメ細かなミネラルとクリーンな酸味が調和したエレガントなスタイル。深みがあり優雅で、ボリューム感のある余韻が特長。合わせるお料理は、川魚料理、網焼きのオマールや伊勢海老、鮑、アナゴの鮨、天ぷら、ホワイトソースを使った肉料理など。


パトリック ジャヴィリエ

ドメーヌ入りした娘が赤ワインを担当、次のステージへ向かうムルソーの造り手

ムルソーのパトリック ジャヴィリエも娘のマリオンがドメーヌ入りし、次のステージへと向かい始めました。ジャヴィリエ家はムルソーで何代も続く栽培農家の家系です。パトリックは1973年にディジョンの大学で醸造学のディプロマを取得し、翌1974年に初めて自分の責任のもと、収穫から醸造を行っています。

ドメーヌは1980年代から1990年代にかけて、ブドウ畑を急速に拡大させ、ムルソー、ピュリニー モンラッシェ、ポマール、そして特級コルトン シャルルマーニュ等を入手しました。さらに妻の実家の畑を賃貸耕作し、ペルナン ヴェルジュレスやアロース コルトンも手がけるに至っています。現在、賃貸も含めた所有畑の総面積は9haあまりです。

パトリック ジャヴィリエでは「キュヴェ オリゴセーヌ」「キュヴェ デ フォルジェ」と名付けられた2種類のブルゴーニュ ブランを造っていますが、前者はピュリニー寄り、後者はヴォルネイ寄りの区画から生み出されるワインです。テロワールの違いにより、前者はよりミネラルが強く、後者はリッチなスタイルとなります。

また村名ムルソーにも2つのキュヴェ「レ クルーゾ」と「テット ド ミュルジェ」というキュヴェがあり、前者はムルソー山の頂上の真下にあるレ クルーと1級ポリュゾの下に位置するレ クロトのアッサンブラージュ。後者は石切り場の下にある東向き斜面のカス テットと、ヴォルネイ寄りで西向き斜面のミュルジェ ド モンテリーとのアッサンブラージュです。性格の異なる区画同士の組み合わせが、独特のバランスと複雑味を見せています。

ドメーヌの看板である白ワインの醸造はいまだパトリックが譲る気配はありませんが、赤ワインの醸造に関しては2008年から、娘のマリオンが全責任を担っています。赤ワインの造りで特徴的なのは、ピジャージュを行わず、もっぱらルモンタージュで優しい抽出をすること。さらに2009年よりマリオンの発案で、さらに優しいデレスタージュをアルコール発酵の終わりに行うようになりました。

新樽率も適度で樽香がくどいこともなく、非常にバランスのとれたワインを造るジャヴィリエ。若いうちから楽しめる、スタイリッシュなムルソーです。


パトリック ジャヴィリエ ムルソー レ クルーゾ 2017

産地: フランス ブルゴーニュ地方 コート ド ボーヌ地区

品質分類 原産地呼称: A.O.C.ムルソー

品種: シャルドネ100%

タイプ: 白ワイン 辛口

アルコール度数: 13%

容量: 750ml

参考小売価格:¥10,450(税込)







ピエール モレ ムルソー レ テール ブランシュ [2018] 750ml 白 Pierre MOREY Meursault Les Terres Blanches

価格 9,900円 (税込)





コント・ラフォンを彷彿とさせる芳醇で複雑な味わい

ムルソー・ヴィエイユ・ヴィーニュ ポール・ガローデ 2019

750ml ブルゴーニュ

価格10,480円 (税込)


モンテリーは、コート・ド・ボーヌでも特にコストパフォーマンスに優れたワイン産地です。『モンテリーの祖』ポール・ガローデはモンテリーの名を広く世に知らしめた人物。 このワイナリーののワインはコント・ラフォンの影響を強く受け、芳醇で余韻の長い複雑な味わいが特徴です。 モンテリーに4つの1級畑を所有する他、ヴォルネイ、ポマール、ムルソー、ピュリニィにそれぞれ畑を所有し、それぞれのキュヴェに独自の個性を持たせつつ、一貫した高い品質を維持しています。 ブルゴーニュ・シャルドネは、ムルソーの畑で採れた完熟したシャルドネを 1 年以上かけて澱と共に熟成させて作るこの白ワインは、フルーティで豊満な果実味、豊かなミネラル、余韻の長いエレガントで洗練された後味が印象的です。よく熟れたフルーティな果実のアロマが支配的で、柑橘系果実やヴァニラの香りに、豊かなミネラルが感じられます。アタックは酸がやや強く、厚みのある味わい。ムルソーのテロワールに由来するクリアで緻密なミネラルと、ねっとりとした粘性の強い豊満な味わい、余韻の長い後味が広がるエレガントなワイン。 Paul Garaudet et Fils Meursault Vieilles Vigne ブルゴーニュ/AOC ブルゴーニュ 白ワイン/辛口 シャルドネ 内容量:750ml

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