top of page

ソムリエ二次試験対策で、品種を当てることばかり考えていませんか?

8月23日
読了時間: 10分
北新地ワイン塾で行うソムリエ・ワインエキスパート二次試験対策講座の様子
北新地ワイン塾で行うソムリエ・ワインエキスパート二次試験対策講座の様子

ソムリエ・ワインエキスパートの二次試験を前にすると、「もっと多くのワインを飲まなければ」「品種を当てられるようにならなければ」と焦ってしまう方が少なくありません。初めて受験する方はもちろん、一度試験を経験した方ほど、次は外したくないという気持ちが強くなるものです。


もちろん、さまざまなワインを試飲する経験は大切です。ただ、試験当日までの限られた期間に、数だけを増やし、品種を当てる練習に偏ってしまうことが得策とは限りません。


ソムリエ二次試験対策では、品種当てに偏らず、ワインの特徴を整理して適切な用語を選ぶ練習が重要です。


二次試験で必要なのは、出題されたワインの特徴を順序立てて確認し、提示された語群から適切な言葉を選び、制限時間内に解答する力です。品種の予想に迷ったときも、そこで手を止めず、外観・香り・味わいから読み取れた特徴を解答につなげなくてはなりません。


北新地ワイン塾・わいんばるMandouの二次試験対策講座では、品種当てだけに頼らない「判断の手順」と「用語選択の考え方」を中心にお伝えします。初心者の方、テイスティング表現に苦手意識がある方、再チャレンジする方にも参加していただける少人数制の講座です。


2026年度の第二次試験は9月28日に実施されます

日本ソムリエ協会の2026年度試験案内では、J.S.A.ソムリエとJ.S.A.ワインエキスパートの第二次試験は、2026年9月28日(月)に実施されます。ワインエキスパートはテイスティング試験、ソムリエはテイスティング試験に加え、同じ日に第三次試験の論述試験も行われます。


今回のMandou二次試験対策講座は、ワインとその他酒類のテイスティング対策に特化した内容です。論述試験対策は含まれていませんので、その点をご確認のうえお申し込みください。


試験制度や当日の案内は変更される可能性があります。受験される方は、必ず日本ソムリエ協会の公式試験案内と、ご自身のマイページに表示される受験情報をご確認ください。


ソムリエ二次試験で難しいのは「感じること」より「言葉を選ぶこと」

ワインを飲んで、「酸味がある」「果実の香りがする」「少し渋い」と感じること自体は、それほど特別なことではありません。難しいのは、自分が感じた特徴を整理し、試験で提示された語群の中から、どの用語を選べばよいか判断することです。


普段ワインを楽しむときに、外観、香り、味わいを試験と同じ順番で確認し、決められた言葉で表現する機会はほとんどありません。そのため、ワインが好きで日頃から飲んでいる方でも、試験形式になると迷ってしまいます。


また、一つの香りを見つけようと意識しすぎると、全体像を見失うことがあります。品種を一つに決めつけたあと、その予想に合う言葉ばかりを選んでしまうこともあります。これが、独学では気づきにくい落とし穴です。


講座では、最初から銘柄や品種を言い当てようとするのではなく、目の前のワインがどのようなタイプなのかを整理します。自分の答えとワインの特徴がずれている場合も、なぜ迷ったのかを一緒に確認します。


まずは冷涼産地型か温暖産地型か、大きな方向を考えます

私が講座で繰り返しお伝えしているのは、「品種を当てることを最重要にしてはいけない。出題されたワインが、冷涼産地または温暖産地のどちらの特徴を持っているかを判断することが重要」という考え方です。


これは、すべてのワインを二つに断定するという意味ではありません。最初から細かな品種名に飛びつかず、酸味、果実味、アルコール感、渋み、香りの熟度などを確認し、ワインの大きな方向をつかむための整理軸です。


白ワインなら、柑橘類を思わせる引き締まった印象なのか、熟した果実やトロピカルフルーツを思わせるボリュームのある印象なのか。赤ワインなら、色調の濃淡、渋みの強弱、果実の熟度や凝縮感はどうなのか。こうした特徴を一つずつ確認すると、選ぶべき用語の範囲が見えやすくなります。


初心者の方が、短期間で香りをすべて言い当てるのは簡単ではありません。しかし、見る順番、香りを取る順番、味わいを確認する順番を決め、判断基準を揃えることはできます。二次試験対策では、この再現できる手順を身につけることが大切です。


外観・香り・味わいをつなげて解答します

講座では、ワインを一口飲んで品種を予想するのではなく、外観、香り、味わいを順番に確認します。


まず外観では、色調や濃淡、輝き、粘性などを見ます。ここで大切なのは、外観だけで答えを決めることではなく、次の香りや味わいと照らし合わせるための情報として持っておくことです。


香りでは、果実の熟度、花、植物、スパイス、樽などの要素を確認します。何か一つの香りを無理に探すより、若々しいのか熟成した印象なのか、爽やかなのか芳醇なのかという全体の方向から整理していきます。


味わいでは、酸味、甘味、アルコール感、ボディ、赤ワインなら渋みなどを確認します。外観と香りで考えた方向が、味わいともつながっているかを見直すことで、思い込みによる用語選択を減らしていきます。


最後に、それまでに集めた情報を使って評価や適切な用語を選びます。品種の予想が外れても、ワインの特徴を捉えた用語を積み重ねられれば、解答全体が崩れるとは限りません。


判断に迷ったときの「リカバリー」も練習します

本番では、練習通りに分かりやすいワインばかりが出るとは限りません。「香りが取りにくい」「二つの品種で迷う」「時間が足りなくなってきた」という場面も考えられます。


そのときに必要なのは、焦って勘に頼ることではありません。確実に確認できた特徴へ戻り、矛盾の少ない用語を選び、残り時間の中で解答をまとめることです。


講座では、判断に迷った場合にどこへ戻るのか、似た用語のどちらを選ぶのか、品種を絞り切れないときにコメントをどのように整えるのかという「リカバリーの考え方」も具体的にレクチャーします。


制限時間を意識して解答する練習も行います。テイスティングの知識があっても、一つの設問で考え込みすぎると、最後まで解答できません。丁寧に見る部分と、一定時間で判断して次へ進む部分を分けることも、本番に向けた大切な準備です。


1講座9種類のワインで、白と赤を段階的に学びます

2026年度は、白ワインと赤ワインを分け、4日間開催します。各講座で使用するワインは9種類です。同じ日に13時からの前半クラスと、18時からの後半クラスを設けています。


受講者は、全8枠の中から都合のよい前半クラス、後半クラス、または両方を選べます。4回セットだけでなく、必要な内容だけを学びたい方のために単発参加もご用意しています。


開催スケジュール

9月12日(土)13:00~16:00 白ワイン・前半クラス

9月12日(土)18:00~21:00 白ワイン・後半クラス

9月13日(日)13:00~16:00 赤ワイン・前半クラス

9月13日(日)18:00~21:00 赤ワイン・後半クラス

9月19日(土)13:00~16:00 赤ワイン・前半クラス

9月19日(土)18:00~21:00 赤ワイン・後半クラス

9月20日(日)13:00~16:00 白ワイン・前半クラス

9月20日(日)18:00~21:00 白ワイン・後半クラス


各回6名を予定しています。少人数で進めるため、分からない点や自分の判断がずれた理由も、その場で確認しやすい環境です。定員に達した枠から受付を終了しますので、最新の受付状況は申込ページでご確認ください。



その他酒類は、色やタイプで整理して自宅でも復習できます

その他酒類は、普段飲む機会が少なく、独学では揃えにくい分野です。名前だけを覚えていても、実際の色や香り、アルコール感を知らなければ、ブラインドで判断するのは難しくなります。


講座では、2003~2025年度の出題実績を整理した重点24種類を、外観やタイプの違いによって4グループ・各6種類に分類してご用意します。


第1グループ・無色透明系:ジン、ウォッカ、テキーラ、グラッパ、キルシュ、泡盛

第2グループ・琥珀色の蒸留酒:カルヴァドス、コニャック、アルマニャック、スコッチ、バーボン、ダークまたはアンバー・ラム

第3グループ・酒精強化/フレーヴァードワイン:シェリー(オロロソ)、マデイラ、ホワイト・ポート、トウニー・ポート、ドライ・ヴェルモット、スイート・ヴェルモット

第4グループ・リキュール:アマレット、ガリアーノ、コアントロー、チェリー・ヒーリング、イエガーマイスター、スーズ


4回セットでは4グループ・合計24種類、単発参加では希望する1グループ6種類を選択できます。その他酒類は持ち帰り、自宅で落ち着いて復習することも可能です。


一緒にお渡しする資料には、重点24種類の色、アルコール度数、主原料、判別ポイントに加え、2003~2025年度の出題年度と資格区分を掲載しています。さらに、参考36種類を色と度数帯で分類し、初心者向けの4段階判別手順と最終確認表もまとめています。単に銘柄名を覚えるのではなく、目の前のお酒を順序立てて絞り込むための資料です。


ワインだけに時間を使い、その他酒類を直前まで後回しにする方は少なくありません。早めに実物を見て香りを確認し、似ているものとの違いを整理しておくと、試験前の負担を減らせます。


その他酒類を付けない受講プランも選択できます。すでに自分で対策している方や、今回はワインの判断手順だけを重点的に練習したい方は、必要に合わせてお選びください。


初心者も再チャレンジの方も、現在地から始められます

テイスティング経験が少ない方にとって、ワインの特徴を試験用語で表現するのは至難の業です。最初から香りを次々に言い当てられなくても、不思議ではありません。


講座では、初心者の方にも分かるように、見る場所、香りの取り方、味わいの確認方法から順に説明します。専門用語を覚えていることを前提に、一方的に進める講座ではありません。


再チャレンジの方には、前回どこで迷ったのかを見直す機会になります。知識不足だけが不合格の原因とは限りません。品種を当てようとして時間を使いすぎた、最初の予想に引っ張られた、似た用語の使い分けが曖昧だったなど、判断手順を整えることで改善できる部分があります。


Mandouでは過去20年にわたり二次試験対策講座を開催し、講座参加者の平均約9割が合格した実績があります。ただし、この数字は受講すれば必ず合格できるという保証ではありません。限られた期間の中で、受講者自身が判断と解答の練習を重ねるための環境を整えることが、講師としての役割だと考えています。


受講料金と開催概要

4回セット

その他酒類付き:33,200円(税込)

資料①~④、各回のワイン、その他酒類4グループ・合計24種類を含みます

その他酒類なし:28,800円(税込)/4,400円引き


単発参加

その他酒類付き:8,800円(税込)

参加日の資料、ワイン、希望するその他酒類1グループ・6種類を含みます

その他酒類なし:7,700円(税込)/1,100円引き


会場・持ち物

会場:わいんばるMandou|北新地ワイン塾

最寄り駅:JR北新地駅、地下鉄西梅田駅

定員:各回6名予定

持ち物:筆記用具、スマートフォンまたはタブレット(お持ちの場合)

申込期限:各回、定員に達し次第受付終了

キャンセル:開催3日前まで可能

講座はテイスティング対策限定です。ソムリエの論述試験対策は含まれていません。


本番で迷っても、解答を止めないために

二次試験対策は、特別な香りを一度で見抜くための訓練ではありません。目の前のワインから確認できる特徴を集め、順序立てて考え、適切な用語を選ぶ練習です。


品種を当てられなかったら終わり、ではありません。冷涼産地型なのか温暖産地型なのか。白ワインなら引き締まったタイプか、熟した果実を感じるボリュームのあるタイプか。赤ワインなら色の濃淡、渋み、果実の熟度はどうか。大きな方向から一つずつ整理すると、迷ったときにも戻れる場所ができます。


初めての受験で何から始めればよいか分からない方も、一度経験したからこそ不安がある方も、ご自身に合う枠からご参加ください。全8枠の選択、最新の空席状況、参加申込みは、


下記のページでご確認いただけます。

2026年ソムリエ・ワインエキスパート二次試験対策講座の日程・申込みを確認する

 
 
 

最新記事

すべて表示
プロヴァンス地方のワインと郷土料理の魅力 〜「スープ・ド・ポワソン」に込められた物語〜

みなさん、こんにちは。まんどぅです。 今日は、今月開催するフランス南東部に広がる プロヴァンス地方のワインと食文化 をテーマに、みなさんをご案内いたします。地中海の太陽と海風に育まれたワイン、そして漁師や農民の暮らしから生まれた郷土料理。その両者がどのように調和してきたの...

 
 
 

コメント


bottom of page